ARTIST FILE 022

 

DIVINYLS

 

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80s member>

マーク・マクエンティ(G,ex.AIR SUPPLY)/クリスティーナ・アンフレット(V)

リチャード・ハーヴェイ(D,−86)/リック・グロスマン(B,82−86)/ビアニ・オーリン(Ky,−86)/

/ジェレミー・ポール(B,−82)

 

03年春先、ロシア産のセーラー服コスプレ系デュオでタトゥというユニットが世界的にブレイクしたが、実は80sにもすでにセーラーコスプレを売り物?にしていた過激なグループが密かな話題を呼んでいたことがある。それが彼らディヴァイナルズだ。紅一点の女性ボーカル/クリスティーナ。セーラー服はおろか、子供服風のワンピースに編タイツ、はたまたステージで幼児プレイまがいのパフォーマンスを見せるなど、とにかく過激。この点では、同時期に活躍したベルリンやモーテルズも全く及ばなかったといえよう。

 

81年にオーストラリアのシドニーで結成、ポストパンク系のハードポップ路線を目指した。デビューからいきなり映画「モンキー・グリップ」に出演するチャンスを掴み、まずはその過激なまでのパフォーマンスがオーストラリア国内で話題を呼んだ。83年にワールドデビュー、84年のUSフェスティバルでのステージには世界のロック小僧どもが息をのんだに違いない。しかしアクが強すぎたせいか、なかなか商業的な成功へはほど遠く、87年からはマークとアンフレット以外のメンバーを解雇、2人組ユニットで活動を続けることとなった。

 

90sに入ると古巣クリサリスからヴァージンへ移籍、そしてついに91年、通算4枚目のアルバムからのエロティシズム漂う「H」なシングル“I TOUCH MYSELF”が全米4位、全英10位を記録する大ヒットとなったのである。苦節10年の果ての大ブレイクだったが、結局この一発に終わってしまい、以後はマニアックなアーティストへと逆戻り、目立った活躍は聞こえてこなくなった。

 

やや大人しいイメージを持たれる80sのアーティストが多い中、彼らのような過激なグループが存在していたという事実を記す価値は十二分にあると考える次第だ。<written by ERIRIN兄 2003.4.7.>

 

(91) DIVINYLS    (96) UNDERWORLD    (01) LIVE

 

<参加サントラ> NIGHTMARE ON ELM STREET 4;THE DREAM MASTER(88)

BUFFY THE VAMPIRE SLAYER(92)   PRELUDE TO A KISS(92)    MELROSE PLACE(94)

AUSTIN POWERS(97)

 

DISCOGRAPHY

ALBUMとSINGLEの売上成績です。(USA/BILLBOARD CHARTより)

 

MONKEY GRIP (1982)

<Original S/T-mini LP>

 

 

日本未公開のオーストラリア映画のサントラ。7曲入りのミニLPで、すべてディヴァイナルズによるナンバーだ。監督は、当時オーストラリア国内では人気の高かったケン・キャメロンという人で、彼は本作の成功によりハリウッド進出のチャンスを掴んだ。私もまだ見たことはないが、彼らのライブ・パフォーマンスが収録されており、かなり過激らしい。

 

DESPERATE (1983)

 

 

クリサリスからの世界デビュー作。ジャケ写のクリスティーナのコスチュームが恐ろしいほどにヤバイ。“MONKEY GRIP”のサントラから4曲がニュー・テイクで収録されている。ワイルドな妖艶さに満ちたパンキーポップアルバムだ。

 

WHAT A LIFE! (1985)

86US 91

 

 

PLEASURE AND PAIN 86US

76

 

ヒットした“PLEASURE..”他1曲を手掛けた名匠マイク・チャップマンを含め、3名のプロデューサーを起用した意欲作。全豪アルバムチャートではbPをゲット、全米では初めてチャートインしたものの、大ブレイクまでには至らなかった。デビュー作以上にクリスティーナのボーカルがやけに悩ましい。ラストを飾る異色バラード“DEAR DIARY”はなかなか良い曲だ。

 

TEMPERAMENTAL (1988)

 

 

マイク・チャップマンによるフルプロデュース作で、本作からメンバー的にはマークとクリスティーナの2人組となった。

マークのギタープレイに重点が置かれたせいか、前2作のような強烈な妖艶さがやや薄れてしまったように感じた。同時期に登場したウェンディ・ジェームス率いるトランスヴィジョン・ヴァンプのほうに目が行ってしまったせいもあるだろうが..

 

オススメBEST CD

ESSENTIAL (1991)

 

 

PLEASURE & PAIN/TEMPERAMENTAL/BACK TO THE WALL/

ONLY LONELY/PUNXSIE/DONT' YOU GO WALKING/

BOYS IN TOWN/HEY LITTLE BOY/SCIENCE FICTION/

SLEEPING BEAUTY/CASUAL/ENCOUNTER/

I'LL MAKE YOU HAPPY/

 

80sにリリースされた3枚のアルバムからのセレクション。“I TOUCH MYSELF”の世界的ブレイクのおかげで、急遽リリースされた。

 

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