BeN’s Unofficial ARABESQUE Fan Club (世界一アラベスクにお詳しいBeNさんのスーパーサイト)
西ドイツ出身のスーパーダンスユニット3人娘。70s後半から80s前半の我が国では、海外アーティストとしてはABBAをもしのぐ最多セールスを挙げました。竹の子族や女子中学生から高い支持を受け、子供からおじいちゃんまで世代を問わず大人気を誇っていましたね。とりわけ、ソプラノのリードボーカル/サンドラちゃん(写真中央)が一番人気でした。(ミシェーラとジャスミンのお2人も、もちろんきれいです) 彼女たちがブレイクしたのは、78年のこと。大ディスコブームを迎えていた日本で、「ハロー・ミスター・モンキー」がオリコンチャートでトップ10入りする大ヒットを記録しました。この当時のユニットは、メリー・アン、カレン・アン、そしてミシェーラちゃんの3人でした。 80s不動の3人娘、サンドラ/ミシェーラ/ジャスミンに安定するまでには、両アンちゃんの他にもハイクちゃんとエルケちゃんという2人の娘さんが一時的にメンバーになっていました。 その後はご存知の通り、出すシングル、アルバムともに快進撃を続け、「歌って踊れる」キャンディPOPのリーダー格として日本の歌謡曲にも大きな影響を与えていきましたね。 なぜ日本でこんなにフィーバーしたのかって?ERIRINが思うに、キャンディーズ、ピンクレディーといった国民的アイドル・ユニットが解散したために、ポップスファンが新しい偶像をアラベスクに求めたんじゃないかなぁ? それと、アラベスクの生みの親でもあるプロデューサー/ヴォルフガング・メーベスのクリエイトする派手目のポップスが日本にピッタリ馴染んだ点もあるし、スタッフも段々と日本市場の「売れセン」を理解しつつ取り入れていったんじゃないかしら? 7年間で9枚のオリジナルアルバム、20枚のシングルと突っ走りつづけてきた彼女たちも84年には解散、サンドラは旦那さんのマイケル・クレトゥ(ヒューバート・カー、エニグマで大成功)のプロデュースのもと、ソロとしてヨーロッパ中心に成功を収めていくことになります。(詳しくはSANDRAのページを見てね!) ミシェーラとジャスミンのふたりはROUGEというユニットで88年にはアルバムをリリース、89年の東京音楽祭に来日もしました。(詳しくはBeNさんのHPを見てね!) まっ、とにかく、ドイツ3人娘が残した日本での多大なる功績は、今日の複雑怪奇なJ−POP業界の嵐の中でも忘れてはいけませんよね、秋元さん! |
(上から)サンドラ・アン・ラウアー (結婚後のFNはクレトゥ,ソプラノLead Vo) ジャスミン・エリザベス・ヴェター(ソプラノBack Vo) ミシェーラ・ローズ(アルトLead Vo)
blanch…SANDRA ROUGE
(78) ARABESQUE I (79) ARABESQUE II-PEPPERMINT JACK
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DISCOGRAPHY
ALBUMとSINGLEの売上成績です。
(日本/オリコンチャート,ドイツ/ナショナルチャートより)
ARABESQUE III (1980) 「アラベスクIII/ハイ・ライフ」
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本国ドイツでの唯一のトップ10ヒット「哀愁のマリゴット」(なんとエスニックなスローナンバーです)を含むサード。 「恋のペント・ハウス」の印象的なイントロは、後にBBクイーンズの大ヒット「踊るポンポコリン」で見事にパクられてしまいましたね。「ちびまるこちゃん」を見る度にアラベスクを思い出してしまうERIRINなのでした.. |
ARABESQUE IV (1980) 「アラベスクIV/さわやかメイク・ラブ」
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全編ダンサブルなポップス満載の1枚。ヒットした2曲の他にも「狼に気をつけて」とか「レゲエに夢中」などもいい感じです。心なしかサンドラちゃんのホッペがチョッチぽっちゃりしてますね.. |
GREATEST HITS (1981) 「グレイテスト・ヒッツ」
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当時新曲だった「恋にメリーゴーランド」を含む日本初のベスト。アルバムリリースに併せて6月に初の来日ライブも行ってくれました。 とにかく売れましたネェ、このベスト。クラスの子の半分はテープに録ったりして持っていた記憶があります。もち、当時の文化祭での創作ダンスの定番となった曲のオンパレードね! |
ARABESQUE V/ BILLY’S BARBEQUE (1981) 「アラベスクV/ビリーズ・バーベキュー」
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(「恋にメリーゴーランド」も収録)
チャート成績的にもピークを迎えたのが、前出のベストとこのアルバムがリリースされた81年の夏頃でしたね。 超ノー天気な「ビリーズ・バーベキュー」を聴いてると、ホントに美味しそうなバーベキューだこと! 段々とお腹が空いてくるゥゥ(恥) アルバムラストを飾る、ミシェーラがリードをとるバラード「悲しみも二人」も好き! |
NON-STOP ARABESQUE (1981) 「カラフル・アラベスク」
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A面13曲、B面8曲の全21曲に渡るノンストップ・メドレー企画盤です。赤いカラーレコードでした。同じ頃「スターズ・オン・45」が流行っていたし、うまく時代の流れに乗ったって感じ。
98年には、今風のアレンジでリミックスされた27曲入りのCDがリリースされています。 |
ARABESQUE VI/ CABALLERO (1982) 「アラベスクVI/キャバレーロに夢中」
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先行発売されたシングル2曲を含む第6弾。全体的にエスニック風のアレンジの曲が多く、気持ち大人っぽい感じがします。 |
ARABESQUE VII/ WHY NO REPLY (1982) 「アラベスクVII/愛のリプライ」
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この頃からセールス、人気ともに翳りが見え始めてきましたが、まとまりがあってERIRIN的には一番のお気に入りのアルバムです。 ジャケ写のミニスカ・コスチュームがキャンディーズ風でとても可愛らしいですね! |
RADIO ARABESQUE (1983) 「ラジオ・アラベスク」
メンバーのトークとヒットナンバーで構成された企画もの。矢継ぎ早にリリースされていた82年以前に比べるとパワーダウンしてきたみたい。
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ARABESQUE VIII/ LOSER PAYS THE PIPER (1983) 「アラベスクVIII/恋のルーザー」
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シングルカットされた4曲ともにオリコンのTOP100には送り込めず、ファンも離れていく中、ひた向きに頑張っていましたね。 「あの愛をもう一度」はファンの間でも、とても評価の高いミディアムナンバーで、いまだにCD化されていないことに不満の声もあるようですよ、ビクターさん。 |
BEST COLLECTION (1984) 「ハート・オン・ファイア/スーパーベスト」
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ARABESQUE IX/ TIME TO SAY〜GOOD BYE〜(1984) 「アラベスクIX/恋のナイト・アンド・ディ」
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皆に忘れられそうになった頃に、ひょこっとりリースされたラストアルバム。84年当時らしく、ハイエナジー調のダンスナンバーのオンパレードでした。一番アラベスクらしくないアルバムかもね。 |
オススメBEST CD
BEST COLLECTION (1990)
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恋はナイト・アンド・デイ/ハート・オン・ファイア/ 恋のペント・ハウス/気分もエアロビック/ 幸せのジャックポット/ヤング・ファースト・ラブ/ さわやかメイク・ラブ/ペパーミント・ジャック/ ハイ・ライフ/恋にメリーゴーランド/ キャバレーロに夢中/ミッドナイト・ダンサー/ ビリーズ・バーベキュー/ ジングル・ジャングル・ジョー/フライ・ハイ/ バギー・ボーイ/フライデイ・ナイト/ ハロー・ミスター・モンキー/
全18曲に及ぶCDならではのベスト。過去たくさんのベストがリリースされましたが、ERIRINが所有しているのがこのCDなので載せました。すでに廃盤のようですね。 入手可能なCDの中で、5枚組のBOXセット「アラベスクのすべて」がリリースされていますので、こちらをオススメしておきま〜す。 |
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