サントラ大全

1982 file 3

 

Summer Lovers

<邦題> 青い恋人たち <制作> -1982

<配給> MGM

 

 

<収録曲>

A1 SUMMER LOVERS/MICHAEL SEMBELLO

A2 JUST CAN’T GET ENOUGH/DEPECHE MODE

A3 IF LOVE TAKES YOU AWAY/STEPHEN BISHOP

A4 JOHNNY AND MARY/TINA TURNER

A5 SEA CAVE (INST.)/BASIL POLEDOURIS

B1 DO WHAT YA WANNA DO/THE CAGE fe.NONA HENDRYX

B2 PLAY TO WIN/HEAVEN 17

B3 TAKE ME DOWN TO THE OCEAN/ELTON JOHN

B4 CRAZY IN THE NIGHT/TINA TURNER

B5 HARD TO SAY I’M SORRY/CHICAGO

B6 SEARCH FOR LINA (INST.)/BASIL POLEDOURIS

<監督>ランダル・クレイザー

(「グリース」−78,「青い珊瑚礁」−80)

<主演>

<キャシー>ダリル・ハンナ

(「フューリー」−78,「スプラッシュ」−84)

<マイケル>ピーター・ギャラガー

(「セックスと嘘とビデオテープ」−89,

「アメリカン・ビューティ」−99)

<リナ>バレリー・クェネッセン

 

<音楽総指揮> ベイジル・ポールドゥリス

(「青い珊瑚礁」−80),「ロボコップ」−87,

「レッドオクトーバーを追え」−90)

<上映時間> 99分

<映画評> ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

<DVD化> US盤入手可(国内盤未発売)

<サントラCD化> 未CD化

<チラシ>

<輸入DVD>

<ストーリー>

アメリカ人の熱々カップル/マイケルとリナは、ギリシャはエーゲ海に浮かぶサントリーニ島にバケーションにやってきた。そこで2人の前に現れたのは、ミステリアスなムード漂う美女キャシーだった。マイケルは美しいキャシーに一目惚れ、そしてリナも彼女の魅力にに惹かれてしまう。この一夏の奇妙で危険な三角関係の行方やいかに...

<解説>

ストーリー自体はまるで面白くないが、エーゲ海の美景とダリル・ハンナの美しさが一際目立つ。この映画で見せた彼女の容姿と演技は高く評価され、次の出世作「スプラッシュ」へのパスポート的作品となった。

全米公開当時の82年夏(日本公開は83年)には、映画自体よりも超豪華陣で固められたサウンドトラックに話題が集中した。とくに、復活シカゴのbPヒットとなった「素直になれなくて」が収録されているのは驚きだった。他にも同じ復活組のティナ・ターナーが2曲で参加、A4ではロバート・パーマーの80年の名曲をティナらしくパワフルにカバーしている。

タイトルナンバーは翌83年にブレイクを果たすこととなるマイケル・センベロが担当、彼らしいジャズフレイバー漂うエレポップナンバーだ。エレポップといえばUKからもデペッシュ・モードとへヴン17がお馴染みのヒットナンバーで参加。他にもAOR界のプリンスことスティーヴン・ビショップ、大御所エルトン・ジョンの書き下ろしナンバーも含まれ、まさに注目のサウンドトラック・オムニバスだったといえよう。映画全体のスコアを担当するベイジル氏は現在もB級映画を中心に欠かせない存在のコンポーザーで、シンセサイザーを駆使した独自の映画音楽を展開している。

手持ちのアナログが擦り切れているので、早急なCD化を希望する。

 

<輸入VHS>